DIY修理に挑戦したら「捨てる」が減った話

自給力を上げる

壊れたら「買い替え」が当たり前だと思っていた。気づいたら捨てたものの山ができていて、なんとなく虚しくなってきたんだよな。修理って難しそうだし、道具も揃ってないし、と長いこと逃げてきた。でもある日ふと「やってみるか」と思ったのが、俺の物との付き合い方を変えた最初の一歩だった。

はじめての修理は「ぐらつく椅子の脚」だった

最初に挑んだのは、食卓の椅子。脚のほぞ(木の接合部)がゆるんで、座るたびにギシギシ鳴っていた。「もう寿命か」と思っていたけど、調べてみたら木工用ボンドを注入して締め直せばいいだけだとわかった。

必要だったのは木工用ボンドと、100均で買ったクランプ(締め付け具)だけ。作業時間は30分もかからなかった。

ボンドを接合部に流し込んで、クランプで固定して一晩置く。翌朝、椅子をゆすってみたら……びくともしない。「これ、俺が直したのか」ってちょっと感動した。新品を買えば5000円以上かかるところを、300円以下で解決してしまった。

コツは「焦らずに乾くまで待つ」こと。これだけ守れば、木工系の修理は意外と失敗しない。

最低限これだけ揃えれば「修理できる家」になる

DIY修理を始めてわかったのは、道具さえあれば解決できることが驚くほど多い、ということだ。俺が実際に使い倒している3つを紹介しておく。

1. 電動ドライバー(充電式)
最初に買うべきはこれ。ネジの締め直しから棚の組み立てまで、使い道が尽きない。手回しドライバーと比べると作業効率が段違いだ。値段は3000〜5000円の入門機で十分。俺は2年以上同じやつを使っている。

2. 両面テープ(超強力タイプ)と補修パテ
剥がれた壁紙、割れたプラスチック、小さなひび割れ。これだけで直るものが多い。特に補修パテは「傷んだ家具の角」などに塗り込んで削れば、ほぼわからないくらいに復元できる。

3. 潤滑スプレー(KURE 5-56など)
蝶番のきしみ、鍵穴の渋さ、自転車チェーンのサビ。とりあえず吹きかけてみると解決することが多すぎて、「魔法の液体」と呼んでいる。一本あると家中で活躍する。

この3つで解決できる小修理は、本当に多い。最初から全部揃えなくていい。困ったときに一つずつ増やしていけばいい。

「直した物」には愛着が生まれる

修理を続けていくうちに、不思議な変化が起きた。直した物を「大事にしよう」と思うようになったのだ。

壊れたら捨てる時代に生きてきたせいか、物に対して「消耗品」という感覚があった。でも自分の手で直すと、その物の歴史が自分の中に刻まれる感じがする。「あのときここを直したな」って記憶が染み込んでいく。

椅子もそうだった。直してから3年経った今も同じ椅子を使っている。たぶん新しく買い替えていたら、また別の椅子に座っていて、別の椅子が壊れていたと思う。

「捨てる」が減ったのは、節約目的で始めたはずのDIYが、いつの間にか物との付き合い方を変えていたからだと思う。昭和の職人おやじが物を大切にしていたのは、もしかしてこういう感覚があったからじゃないか、と今なら少しわかる気がする。

まとめ:まず一回、壊れた物を捨てずに調べてみる

最初から完璧に直そうとしなくていい。とりあえず「なぜ壊れたのか」を調べるだけでいい。YouTubeで検索すれば、たいていの修理方法が出てくる。

一回やってみると、意外と「これくらい俺にもできるじゃん」って気づく瞬間が来る。その感覚が積み重なると、ものの見方が少しずつ変わっていく。

次に壊れた物が出たら、捨てる前にちょっと調べてみてほしい。それだけでいい。

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