
あれから半年が経った。サブスクを棚卸しして月8,000円を浮かせた話は書いた。今日はその後の話をする——解約して後悔したもの、やっぱり正解だったもの、そして半年経って初めてわかったことを正直に報告する。
後悔した解約①——ニュースアプリの有料プラン
月960円のニュースアプリを「無料版で十分」と解約したんだが、これは失敗だった。3ヶ月くらいは大丈夫だったが、4ヶ月目くらいから無料版の広告と制限が地味にストレスになってきた。
何が変わったかというと、読む習慣が壊れた。無料版は読める本数に上限があって、気になった記事にたどり着けないことが増えた。結果、ニュースを読む時間そのものが減り、情報収集の質が落ちた感覚がある。月960円で「読む習慣」を買っていたんだと、解約してから気づいた。
教訓:「使ってないから不要」ではなく「使える環境が習慣を作っていた」という視点が抜けていた。再契約を検討中。
正解だった解約②——英語学習アプリ(月1,980円)
こっちは完全に正解。あれから半年、英語学習アプリなしで生活しているが、何も困っていない。それどころか、アプリの「今日のレッスン完了」という達成感に依存して、本物の英語力とは関係のないゲームをしていただけだったと今は思う。
代わりに始めたのは、週に1回だけ洋書の電子書籍を30分読むこと。課金はしていない。無料のサンプルを読み続けるか、図書館の電子書籍サービスを使っている。続いている。お金もかかっていない。
なお、「学ぶこと自体の整理」には エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン) が役に立った。「やること」を減らして「やるべきこと」に集中する、という考え方は、サブスクの取捨選択にもそのまま使える。
予想外の発見——「解約したことを忘れていたサービス」が出てきた
半年後に改めてクレカ明細を見たら、また新しく「いつ入ったんだ?」というサービスが1個増えていた。月380円だが、全く身に覚えがない。調べたら、スマホアプリのアップグレード誘導で無意識にタップしていたもの。即解約した。
サブスクは「一度整理すれば終わり」ではない。半年に一回くらい、また明細を見直すことが必要だと実感した。
この習慣を維持するのに役立ったのが、家計を「仕組み」として管理する視点。新版 正しい家計管理(林總) は、支出の見える化だけでなく「なぜ増えるか」のメカニズムを理解させてくれる一冊で、節約本の中でも具体性が高い。
お金の使い方が変わった——数字より「納得感」を重視するようになった
半年前は「月額×12=年額」で機械的に判断していたが、今は少し変わった。「そのサービスに払うたびに、納得しているか?」 という問いに変えた。
Netflix(月1,490円)は残した。毎週2〜3本見ている。一本あたり換算すると映画館より安い。「納得して払っている」と言える。
一方、フィットネスアプリ(月600円)は解約したまま続いている。運動はYouTubeと公園ランニングに切り替えた。月600円は小さいが、「アプリを開かないと罪悪感」という縛りから解放された分の精神的コストが大きかった。
お金を整理することは、実は「自分が何に価値を感じるか」を問い直す作業でもある。この感覚を言語化した本として マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方(山崎元) は初心者にも読みやすく、投資だけでなく支出の考え方にも通じる内容だった。
まとめ——半年後の正直な評価
解約して後悔したのは1つ(ニュース)。正解だったのは4つ(英語・フィットネス・クラウド追加容量・動画の重複)。
そして最大の気づきは、「整理は定期メンテが必要」ということ。半年に一度、クレカ明細を開いて「新しく増えていないか」を確認する習慣が、今は最も重要なサブスク管理のアクションだと思っている。
お金を守ることは、稼ぐことより地味だが確実だ。解約のハードルを越えた先にある「静けさ」は、思ったより気持ちがいい。



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