「音楽理論を勉強したい」と思いながら、どこから手をつけていいかわからない——そんな人のために、この連載を始めます。
対象はアンビエント、ジャズ、テクノ、レゲエ、ダブに興味がある完全初心者。難しい数式も楽譜の読み方も、最初は一切いりません。まず「音の名前」と「鍵盤の仕組み」だけ押さえましょう。

ドレミのアルファベット(英語音名)とは
世界中の音楽で使われる音には、決まった名前があります。
日本語では「ドレミファソラシ」、英語では「C D E F G A B」。この7つが基本です。
| 日本語(イタリア語由来) | 英語(アルファベット) |
|---|---|
| ド | C |
| レ | D |
| ミ | E |
| ファ | F |
| ソ | G |
| ラ | A |
| シ | B |
これから先、音楽理論では英語のアルファベット(C〜B)を使います。「Cコード」「Aマイナー」など、楽器や機材の画面でもアルファベットが出てきます。今日から頭の中で「ド=C」と変換する癖をつけましょう。
鍵盤を見てみよう
鍵盤楽器(ピアノやキーボード)の鍵盤は、白鍵と黒鍵が規則的に並んでいます。
まず白鍵だけ見てください。左から順番に弾くと「ドレミファソラシ=C D E F G A B」の順になっています。7つ弾き終わると、また「ド(C)」に戻ります。この繰り返しが鍵盤全体です。
黒鍵は「半音」の印
黒鍵は白鍵と白鍵の「間の音」です。白鍵2つ分の距離を全音、その半分を半音と呼びます。
- 「ド」と「レ」の間にある黒鍵 → C#(シーシャープ)または D♭(ディーフラット)
- 「ミ」と「ファ」の間には黒鍵がない → だからミ(E)とファ(F)は半音しか離れていない
この「ミとファの間に黒鍵がない」という事実は、後でスケール(音階)やコードを学ぶときにとても重要になります。今は「そういうものか」と覚えておくだけでOKです。
なぜ鍵盤楽器から入るのか
ギターやベースから音楽を始める人も多いですが、音楽理論を学ぶなら鍵盤が圧倒的に視覚的にわかりやすいです。
- 音の高低が左右の位置として一目でわかる
- コードの形(指の配置)が理論と直結している
- アンビエントやテクノはシンセが主役なので、MIDIキーボードは必需品
弾けなくていいです。まずは音の名前と位置を確認するための「地図」として鍵盤を使います。
今回おすすめの教則本
できる ゼロからはじめる楽典 超入門
音楽理論の土台となる「楽典(がくてん)」を、完全初心者向けに解説した一冊。音名・音符・リズムの基礎を丁寧に扱っており、この連載と並行して読むのに最適です。図解が多く、読みやすい。
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今回おすすめの機材
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今回のまとめ
- 音の名前はC〜B(ド〜シ)の7つ
- 鍵盤は左から右へ音が高くなる「音の地図」
- 黒鍵は半音の印。ミ(E)とファ(F)の間には黒鍵がない
- 理論を学ぶなら鍵盤から入るのが最短ルート
次回はスケール(音階)に入ります。メジャースケールとマイナースケールの違いがわかると、「なぜこの曲は明るく聴こえるのか」「なぜこの曲は切ないのか」が説明できるようになります。



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